排卵障害について

排卵障害による不妊

生理が始まると、卵巣の中に卵胞という卵を入れている袋がいくつか出現します。
このうち1つの卵胞だけが、日が経つにつれて大きくなります。この卵胞が十分に大きくなると、卵胞から卵が飛び出します。
これを排卵といいます。

卵胞が大きくなるためには、色々な場所からの命令が必要で、脳の中にある視床下部から脳の下にくっついている下垂体という所に、ホルモンを出せという命令がいきます。
命令を受けた下垂体が「LH」「FSH」というホルモンを出します。
これらのホルモンが卵巣を刺激して、卵胞が大きくなります。

卵胞が大きくなると、そこから「エストロゲン(女性ホルモン)」が出てきます。
このエストロゲンの量がある一定の基準を超えると、視床下部が反応し、下垂体にLHを一気に出しなさいと命令します。
こうして出た大量のLHによって排卵が起こるのです。

つまり「排卵障害」とは、このような命令のどこかがおかしくなっている状態をいいます。



排卵障害の原因について


■脳下垂体の機能低下
 脳下垂体の機能が低下して、脳下垂体ホルモン(LH,FSH)の分泌が不十分に なり、排卵が起こりにくくなる症状です。

■内分泌機能の低下
 視床下部の機能が低下して、性腺刺激ホルモン(GnRH)などの分泌が不十分に なり、排卵が起こりにくくなる症状です。

■卵巣機能の低下
 卵巣の機能が低下してくると、卵巣の卵子数が減少したり、卵巣が小さくなってし まいます。そのため、本来なら卵巣にあるはずの原子卵胞が無くなってしまう場合 があります。
 また「早期卵巣機能廃絶症」という排卵障害は、卵子が成熟せず早い段階で無くな ってしまい、排卵しなくなってしまう障害です。

その他の原因として
■多のう胞卵巣症候群(PCOS)
■高プロラクチン血症
などがあります。

 


 

排卵障害の漢方医学的解釈

命令ホルモンがしっかり働かない、漢方的には頭や体の疲れ、ストレスから起こるとされています。例えば寝不足、ストレス、過労、また飲食の偏りによって体や心が慢性疲労の状態を起こしている事で、シャキッとしない、バテ気味になっているのです。そのため、てきぱきと動けなかったり働かなかったりするのです。
もう一つは卵子自体の老化です。30代半ば辺りから、二段飛ばしで階段を下りるように老化していき、若さがなくなっていきます。

これらを漢方的に分類してみます。

①ストレスによる気滞、疏泄不足
②寝不足による陽虚、気虚、陰虚、
③冷たいものの摂り過ぎによる気虚、湿滞、温湿
④血の不足による血虚、陰虚、お血

これらが痰毒あるいは複数重なり合って体を「悪い状態」にしているのです。そのため月々の排卵に影響が出ているのです。
漢方ではこれらに対して、またお1人お1人の体の状態に合わせて、漢方を組み合わせ処方していきます。その人にピッタリの物なら、どなたでも10分で変化がちゃんと分かるものです。

本来漢方は、早くシャープに効くものであって、ゆっくりした改善は民間療法になるのです。
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