卵子の老化と女性ホルモン・№1        2018年 9月16日


(山陽新聞 レディア 2018年8月23日の記事より引用)

加齢とともに老化が進む卵巣や卵子。
それによって女性の体にはどのような変化が起きるのでしょう。
卵子の老化や、女性ホルモンの働きと体の変化の関係について、レディア「ホームドクター」岡南産婦人科医院の高知利勝院長に聞きました。

●妊娠を希望するなら早めに考えて

Q.卵子の量や質は年齢とともにどのように変化するの?

A.減少とともに老化するので、妊娠を希望するなら30代のうちに考えよう。

卵子は胎児の時から体の中にあり、精子のように新しく作られることはありません。

胎児の時は約700万個、出産時は約200万個存在しますが、初潮を迎えるころには約30万個に減り、一度の月経周期で約1000個減っていくと言われています。

また、年齢を重ねるほど卵子も年をとり、質が低下。

減数分裂がうまくいかない卵子が増えるため、染色体異常の確率が高くなり、受精しにくかったり、受精しても流産や着床障害、出産にいたっても先天異常を引き起こしたりする可能性があります。


妊娠率は35歳をすぎると下降。

45歳を超えると5%以下になり、染色体異常は30歳に比べて約20倍で、妊娠しても半分以上は流産してしまいます。
加齢に伴って子宮筋腫や子宮内膜症など他の病気が発生し、それが不妊の原因になるケースもあります。
「子どもはまだ先でいい」と思っている方も、30代のうちに妊娠を考えてみてください。
残っている卵子の数を予測する血液検査「抗ミュラー管ホルモン(AMH)検査」を通じて卵巣の予備能力を知ることも、自分の妊娠プランを考え直す目安になるでしょう。

続きは№2でご紹介します。



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