子宮頸がんワクチン・№1           2017年 5月 5日



●母の闘病記読み接種決断

(読売新聞 2017年3月24日の記事より引用)

「子宮頸がんワクチンの接種、どうする?」

2013年6月、大阪府豊中市のシンガー・ソングライター松田陽子さん(45)は、当時中学1年生だった長女らなさん(16)に話しかけた。

松田さんは子宮頸がんの経験者で、子宮を全摘している。
がんの怖さは痛感していた。
当初は子宮頸がんワクチンの登場を素直に喜んだが、定期接種化後、副作用が大きな問題になっていた。
手足の痙攣などに苦しむ少女の姿をテレビで何度も目にして、「万が一、娘にも同じことが起きたら…」と思いは揺れた。


松田さんの子宮頸がんが分かったのは、らなさんが1歳だった15年前。
たまたま受けた検診で見つかった。
がんはかなり大きく、子宮摘出を余儀なくされた。
さらに闘病生活の中で夫と気持ちがすれ違い、離婚。

体の不調、うつ病、再発の恐怖が重なった。

また、高校時代の友人を同じがんで亡くし、生き残ったことに罪悪感さえ感じた。
そんなどん底の時に1本の映画を見た。
裕福な女性が難民キャンプで支援に目覚めるという内容だった。
涙があふれた。「せっかくもらった命。苦しむ人たちのために役立てないと」。
目の前に光が差した。


それから、歌手活動も本格的に再開。
難民や児童養護施設の子どもを支援するコンサートを開いた。

闘病体験を記した自伝を出版して、印税は東日本大震災の遺児らに寄付した。

若いママたちに子宮頸がん検診を促す団体も作った。

子宮頸がんワクチンが定期接種になった13年4月、豊中市保健所は小学6年と中学1年の女子全員の家庭にそのお知らせを郵送。
松田さんの家にも届いた。
松田さんは、ワクチンを「打て」とも「打つな」とも言わなかった。
中学生だから自分で判断してほしい、材料になる情報は全部伝える、という方針だった。


結果、らなさんは打つことを決めた。
母親の自伝を読んで子宮頸がんの大変さは知っていた。
「少しでも確率を下げられるなら」という気持ちからだった。
接種は3回必要で、接種を重ねるたび、松田さんは内心、不安も感じていた。
幸い何も起きなかった。
松田さんは「子宮頸がんワクチンについて、何が正解という答えはもっていない。
ただ女性として、自分の体を守るための知識だけはしっかりと広く伝えていきたい」と話している。


●子宮頸がんワクチン

子宮頸がんの原因の約5~7割を占めるとされる2種類のウイルスの感染を防ぐ。
2013年4月に2種類(3回接種)が定期接種化されたが、副作用報告が相次ぎ、国は同年6月から、接種を促すはがきを送るなどの積極的な勧奨を中止している。





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