ターナー症候群・№4             2018年 2月 9日



●「早期治療を」小児科医に
(読売新聞 2016年5月24日の記事より引用)

ターナー症候群の患者の多くは、1999年に成長ホルモン治療の対象が広がるまで、身長を十分伸ばす治療を受けられなかった。
現在30才以上の世代は140センチにとどまり、学校や社会で苦労してきた。
身長がハンデとなり、就けない職業もあるが、大阪市立大学小児科の藤田敬之助さんは「まじめで努力家の側面を生かして医療、教育系の資格を取り、頑張っている人も多い」と話す。


秋田県熊代市の成田鮎子さん(39)も、そんなターナー症候群の女性の一人。
熊代厚生医療センターの小児科医として地域医療を担う。
夜間の呼び出しも多いが、やりがいは大きい。
「自分の子に接するように、一人ひとり、大切に診ることを心がけています」
中学校の健康診断で低身長を指摘されていたが、自身がターナー症候群だと知ったのは19歳の時。
「母は知っていたようだが、当時、告知するのは一般的ではなく、私は説明を受けていなかった」と振り返る。
成績は常にトップクラス。
特に暗記ものが得意だった。
140センチと小柄だが、「小さい分、周りからかわいがってもらった」という。
通院分の大学病院の女性医師の姿にあこがれて医師を目指し、現役で秋田大学医学部に合格した。
その頃、月経不順であることが気になっていたため、婦人科を受診。
初めて病名を告げられた。


「もしかしたら、とは思っていたけど、『妊娠は、まず不可能』と聞いて、少なからずショックはありました」
診療科は「成長ホルモンのことを学びたい」と小児科を選んだ。
ターナー症候群を含め、子どもの成長やホルモンに関する病気は、まだ認知度が低い。
「少しでも早く病気を見つけ、治療につなげてあげたい」と、親子に向きあってきた。
数学や体育が苦手、手先が不器用、突然の予定変更への対応が難しい…。
ターナー症候群の特徴として挙げられることは、症状なのか個性なのか、判断しづらい部分も多い。
成田さんも「体育以外は、自分にはあまり当てはまらないな」と感じてきた。
ただ、同僚には自身の性質について知らせており、仕事に影響が出ないよう、「何か抜けていることがあれば言ってくださいね」と話してある。

胎児がターナー症候群の場合、95%は流産してしまう。
出生前に検査を受けて分かると、「産むべきかどうか」と悩む母親もいる。
成田さん自身は、社会生活に支障を感じたことはほとんどないという。
「奇跡的に生まれた命。楽しく生きていきたい」。
天職と感じている小児科医の仕事を全うするつもりだ。

№5へ続く




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