多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは      2018年12月10日


不妊の原因になるベスト3に入る多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は不妊原因の20%くらいを占めるとも言われ、女性の5%くらいにみられ増加傾向にあります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、排卵障害を起こしやすくなります。

ただ、排卵しにくいけれど(排卵日が特定しにくい)排卵していれば自然妊娠も可能性はあります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは、小さな卵胞がたくさんみられる状態で、超音波検査で確認できます。


多嚢胞性卵巣であることに加えて、排卵しづらい、血中男性ホルモン値が高い、LH(黄体化ホルモン)値が高いことの3つをすべて満たすことが、最新の多嚢胞性卵巣症候群の診断基準とされています。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因

3分の1は、肥満(BMI≧25)が伴うと言われています。
肥満や内臓脂肪過剰、また、毛深くなるなどの男性化傾向がみられることがあります。
食生活の見直しと運動が大切です。
3分の2は、ホルモン異常です。


多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の場合、ホルモン異常による排卵障害や無排卵が妊娠の障害になるわけで、決して、卵巣の力そのものが低下しているわけではなく、適切な方法で排卵が回復すれば、高い確率で妊娠、出産が可能だと言えます。

PCOSと診断された35歳以上の女性の追跡調査を実施した結果、86.7%が、一人以上の子を出産し、その73.6%は、自然妊娠によるものだったと報告されています(スウェーデン)





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