ターナー症候群・№2             2018年 2月 1日



●苦手な算数 反復して克服
(読売新聞2016年5月20日の記事より引用)

ターナー症候群の患者には、目で見て認識する機能が弱い人がいる。
数学や図の模写、地図の読み取りなどが苦手、周りの状況が把握できずに集団の中で浮く…。
いずれも、その影響とみられている。

大阪府の小学5年、A子さん(10)は、両親から「あなたはターナーなんだよ」と教えられて育った。
マイペースでこだわりが強い。
努力家で争いを好まないことや年齢の割に精神的に幼く映ることも、「病気のせいなのかな」と両親は受け止めている。
「『えっ?』と驚く行動をして目立ってしまうこともあるけれど、長所がたくさんある心優しい娘です」
生まれた当初、ミルクをうまく吸い込めず、呼びかけへの反応も薄かった。
心配した母親(39)は、いくつも病院を回ったが、「異常なし」と言われた。
生後6か月の頃、小児科医が、ターナーの子にみられる首の後ろ側のむくみに気づき、病名が確定した。
「ショックだったけど、分からないものと闘っていた時の方がつらかった。診断を受けてすっきりしました」
「勉強が好き」というA子さん。
学校のテストは100点が多い。
ピアノが上手で作文も苦にしない。


ただ、算数だけは苦手だ。
あるテストで、紙の余白で筆算をせず、できない暗算をして。
ひどい点を取った。
「紙を汚したくない」というこだわりが、そうさせたという。
母に「損するんだよ」と言われても、納得いかないようだった。
とっぴな行動はたまにあるが、頭ごなしにとがめない。
半年前から算数の通信教育を受けると、成績も少しずつ上がってきた。

秋山成長クリニック(兵庫県赤穂市)院長の荒木久美子さんは「学習で困ることがあれば、視覚認知の検査を受けることが大切。訓練で克服できることも多い。保護者は気をつけて見守ってほしい」と話す。

父親(37)には苦い経験がある。
娘が低学年の頃、男子たちに毎日からかわれていたことに2年間、気づかなかった。
後で娘に「男子たちが怒られたらかわいそう。私が我慢すればいいと思った」と打ち明けられ、「優しい性格を褒めたせいで、かえってつらい思いをさせた」と反省した。
だから掛ける言葉には気を使う。
「100点じゃなくていい」「長所を伸ばそう」。


真面目な娘を追い詰めないよう注意を払う。
大人になれば、もっと周りへの配慮や協調性を求められる。
父は「社会人になって支えてやりたい」と言う。

何事にも一生懸命な娘に明るい未来が待っていてほしい。それが両親の願いだ。

№3へ続く




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