妊婦接種 子を守る              2022年 3月11日


(山陽新聞 2022年3月10日の記事より引用)

●入院リスク米で6割減 胎盤通じ抗体か

妊婦が新型コロナウイルスワクチン接種を受けると、未接種の場合に比べ、生まれた子が半年以内に新型コロナで入院するリスクが6割減るとの研究結果を米国のチームがまとめた。
感染を防ぐ抗体が胎盤を通じ子どもに渡されるためらしい。

米国の20病院に昨年7月から今年1月までに入院した生後半年までの乳児379人を調べた。
このうち新型コロナ感染のため入院したのは176人で、残り203人は検査で陰性だった。

コロナ感染あり、なしの各群について、母親がファイザーかモデルナのワクチンを2回受けていた割合を比べたところ「感染あり」の16%に対し「感染なし」は2倍の32%だった。
これを基にチームは、妊婦への接種で子どもの入院リスクを61%減らせると算出した。

妊婦はコロナに感染すると重症化しやすいため、日本を含む各国でワクチン接種が推奨されている。
今回の研究は、直接の接種対象ではない乳児も、妊娠中の接種で守られる可能性を示した。




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