(山陽新聞 2016年2月26日の記事より抜粋)
妊娠中の旅行が、「マタ旅(マタニティー旅行の略)」などと呼ばれ注目されているが、旅先で体調が急変する例もある。
旅先に行く場合は、事前に必ず医師に相談するなど、細心の注意を払いたい。
大手宿泊予約サイト「るるぶトラベル」では、妊婦向けのプランがある施設の掲載件数が2012年度の70件から、15年度は162件に増えた。
サイトを運営するJTB(東京)の店舗でも、「妊婦が泊まれる施設を探してほしい」との相談がふえているという。
同社広報担当の神山百合子さんは、「以前は妊娠中は旅行を控える傾向にあったが、ここ数年、『出産前の記念に』と旅行する妊婦は増えている。
施設側も需要を見込んで『マタ旅』向けの専用プランを次々企画している」と話す。
しかし、妊婦の旅行は、リスクも伴う。
千葉県内の30代女性は昨年11月、妊娠中に静岡県内に家族旅行に出かけた際、突然出血して同県内の病気に駆け込んだ。
陣痛が始まり、そのままその病院で出産した。
女性は当時、妊娠25週で、いわゆる「安定期」だったが、早産になり、産まれた子は1000gに満たない未熟児だった。
旅行の2週間前の妊婦健診では、何の異常も見られなかったという。
妊娠5~7ヵ月(妊娠16~28週)ごろは「安定期」と呼ばれる。
妊娠初期のつわり症状などが落ち着き、少し活発に動けるようになる時期だ。
だが、沖縄県立中部病院(同県うるま市)産科医師の中沢毅さんは「妊娠中は体調が急変することがある。どんな妊婦にも、旅行は積極的に勧められない」と話す。
同病院では04年1月~14年7月、沖縄県内を旅行中の妊婦301人を救急患者として受け入れた。
そのうち75人が入院し、33人は緊急手術した。
中には、そのまま出産した人や流産した人もいた。
№2では続きをご紹介します。
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