生物学的『妊娠適齢期』・№1         2017年 9月 4日



最近の『妊活』という言葉をよく耳にします。

20代前半の未婚の方が「妊娠できる体かどうか調べたい」と病院へ受診なさる一方で、著名人の高齢出産のニュースを見て「まだまだ大丈夫」と勘違いしていらっしゃる40代の方もいらっしゃいます。

正確な「妊娠適齢期」がいつなのかは、案外知らない方が多いのではないでしょうか。


生物学的な妊娠適齢期は25歳くらいです。

これは、体が成熟し、卵巣の働きが安定し、卵子の質もまだ保たれているという時期が、だいたい25歳くらいということです。

昔は、20代前半で結婚し、そのまま妊娠・出産を繰り返していたので、自然に「妊娠適齢期」に産みはじめていたことになります。

最近は女性の初婚年齢も30歳に到達しそうな勢いで晩婚化が進んでいますから、生物学的な適齢期と社会的な適齢期のずれが大きくなっているのが現状です。

でも、いくらアンチエイジングをしても、平均寿命が延びても、妊娠適齢期は変わらないのです。


卵巣機能つまりホルモンのバランス的に一番安定するのは、20代から35歳くらいまでです。

しかし、最近はダイエットのし過ぎやハードワークなどの影響を受けて、本来は一番ホルモンバランスが安定して、月経周期も整うはずの時期に、月経不順で悩む方も増えています。

それに伴って、20代なのに「自然な妊娠」が難しいというケースも増えているのです。

続きは№2でご紹介します。






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