プロゲステロン(黄体ホルモン)とは・№2   2019年 2月12日


プロゲステロンは、黄体ホルモンとも呼ばれ、生理周期の後半期間の維持、卵胞発育の抑制、子宮内膜の肥厚、妊娠黄体の形成などを行います。

排卵後から2週間くらい分泌される女性ホルモンです。

この期間が妊娠しやすい状態を作り、体温を上げたり子宮をふかふかの厚い状態に作ってくれます。

通常であれば、だいたい2週間たつとプロゲステロンが減少していき、子宮を覆っていたふかふかの膜が生理とともに剥がれ落ちるのですが、もしこの期間に着床するとそのままプロゲステロンを分泌し続け、子宮の壁を厚くよりふかふかにします。


プロゲステロンの主な作用というと、「基礎体温をあげる」「子宮内膜を維持する」「乳腺を発達させる」とあります。

●「子宮内膜を維持する」

排卵後に子宮内膜やその周辺の血流量を上げることで体温を上げ、十分な栄養を子宮内膜に与えて、ふわふわで厚くした状態を維持させる作用があります。

排卵するまでの子宮内膜の厚みは数ミリほどの薄さですが、受精卵が着床するためには1センチ程度の厚みの子宮内膜が必要だといわれています。

プロゲステロンがその子宮内膜を厚くし、妊娠しやすい状態にするということです。
●「乳腺を発達させる」

もし妊娠をしたら出産し、赤ちゃんを育てることになるので、プロゲステロンで乳腺を発達させて赤ちゃんを待つ準備をしてくれます。

<プロゲステロンの基準値>

・卵胞期…0.1~1.5ng/ml
・排卵期…2.5~28.0ng/ml
・黄体期…5、7~28.0ng/ml
・閉経期…0.2ng/ml以下

と言われています。



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