(山陽新聞 レディア 2018年8月23日の記事より引用)
加齢とともに老化が進む卵巣や卵子。
それによって女性の体にはどのような変化が起きるのでしょう。
卵子の老化や、女性ホルモンの働きと体の変化の関係について、レディア「ホームドクター」岡南産婦人科医院の高知利勝院長に聞きました。
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Q.更年期障害の症状を緩和するためにできることは?
A.十分な睡眠や運動など生活の見直しを。重い症状には薬物療法も。
更年期障害は生活環境や性格、ストレスなども大きな要因になります。
まずは睡眠をしっかりとること。
日常的に適度な運動を取り入れることは気分転換になるとともに血行がよくなり、症状の改善につながります。
また、大豆に含まれているイソフラボンがエストロゲンに似た作用をすることが分かっており、大豆を含む食品を積極的に摂取しましょう。
症状が重く、生活に支障を来す場合は、不足したエストロゲンを補う「ホルモン補充療法(HRT)」を行います。
欧米ではすでに30年以上の実績があり、効果が期待できます。
日本では飲み薬や貼り薬、塗り薬が処方され、健康保険が適用になります。
ただ、エストロゲン単独では子宮体がんのリスクが上昇するので、黄体ホルモンも併用します。
薬を使うとほてりや多汗などの症状は2週間ぐらいで改善しますが、ホルモン剤なので血栓症の原因にならないよう注意も必要です。
体がホルモンの減少に対応できるようになってくると症状は徐々に治まってきますが、我慢せず、生活の質を上げることが先決。
早めに産婦人科の更年期外来などを受診しましょう。
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