流産の原因『染色体異常』について・№2    2018年 4月 3日



●では、受精卵での染色体異常の割合はどうなっているのか??

こちらの論文より
Diminished effect of maternal age on implantation after preimplantation genetic diagnosis with array comparative genomic hybridization

(初期胚とは受精後3日目の胚で、胚盤胞とは体外で培養できる最終段階の状態です。)

年齢にともない、異数性の割合が増加していることがわかります。

どの年齢においても、初期胚より胚盤胞の方が異数性の割合が下がっているます。
受精卵は胚盤胞に発達してくるまでの間に多少、異常のものは淘汰されていると考えられます。

現在では着床前スクリーニングといった胚の染色体異数性異常を調べる方法もあります。

このスクリーニングを行い、胚を選別することにより、妊娠率が向上し、流産率を低下させる可能性があるといわれています。


参考文献
トンプソン&トンプソン遺伝医学 第2版
マイクロアレイ染色体検査



☆病院では精子と卵子の出会いの距離を確実に近づけてくれます。
(人工授精・体外受精・顕微授精)
☆アオキ薬局では精子と卵子の質を上げて元気にしていきます!