子宮頸がん・ワクチン再考を          2018年 9月24日



(山陽新聞 2018年9月7日の記事より引用)

●県内3産婦人科医がプロジェクト

国が5年前、接種の積極的な呼び掛けを中止した子宮頸がんワクチンを再考するプロジェクトを、県内の産婦人科医が立ち上げた。

正しい知識を広め、ワクチンと検診の有効性を訴えていくのが目的で、第1弾として、9日に岡山市内で公開講座を開く。

子宮頸がんは、国内では年間約1万人が発症し、約2900人が死亡している・
プロジェクトは、金重恵美子・県産婦人科医会理事、川崎医科大の中村隆文教授、ウィメンズクリニック・かみむらの上村茂仁院長の3人が、がんで苦しむ女性と家族をゼロにしようと、8月に立ち上げた。


ワクチンを巡っては、国は2013年4月に定期接種の対象としたが、健康被害の訴えがあり、2ヵ月後には積極的な呼び掛けが中止になった経緯がある。
ただ、中村教授は「ワクチンを接種し、2年に1度、検診を受ければ100%近く予防できる」と強調。
「日本の接種率は1%未満で、海外では70、80%を超える国もある。これ以上、苦しむ女性を出さないためにも、予防に力を注がなければ」と話す。

公開講座は、9日午前10時、県医師会館(岡山市)で開催。
副作用とワクチン接種との因果関係を証明する科学的根拠は示されていないことや、ワクチンを導入したオーストラリアや米国など複数の国で、子宮頚がんの前段階の病変の発生が約半分に減っている報告などを紹介する。

プロジェクト代表世話人の金重理事は「子宮を失い、健康を害し、さまざまなことをあきらめてほしくない。まず正確な知識を得てほしい」と呼び掛けている。

受講無料。問い合わせは県産婦人科医会(086-250-2382)





☆病院では精子と卵子の出会いの距離を確実に近づけてくれます。
(人工授精・体外受精・顕微授精)
☆アオキ薬局では精子と卵子の質を上げて元気にしていきます!