(山陽新聞 2016年2月24日に記事より抜粋)
●中国5県最低
県が1月にまとめた15年国税調査結果(速報値)によると、県の総人口は192万2181人と5年前の前回に比べ1.2%の減。
減少率は前回(0.6%)の2倍に拡大している。
総務省の15年人口移動報告でも県全体では3年連続の転出超過となり、自然減、社会減とも加速している。
自然減の要因の1つである合計特殊出生率(女性が生涯に産む子どもの推定人数)は、14年で1.49と中国5県最低だ。
県は総合戦略と連動した人口ビジョンで、合計特殊出生率は25年に1.72へ、40年には人口を維持できる水準の2.07程度へ高まるとの試算を示した。
ただし、各種施策が効果を上げる必要がある。
「出生数の減少に歯止めを掛けることが、人口減少問題克服に向けた最大の課題だ。」
2月定例県議会初日の23日、伊原木隆太知事は所信表明で力を込めたが、道のりはたやすくない。
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