父親育児参加 子の心に好影響         2023年 1月24日


(山陽新聞 2023年1月17日の記事より引用)

●思春期健康調査

乳児期に父親が育児に積極的に参加した家庭では、思春期の子どもがメンタルヘルス(心の健康)の不調に陥るリスクが10%減るー。

国立成育医療研究センター(東京)が16日までに、こうした調査結果を発表した。

2001年に生まれた約1万9千人を対象に、国が継続的に実施している調査のデータを利用。
「おむつ取り換える」「入浴させる」といった育児に父親が関与した機会が多い家庭から少ない家庭を4区分に分け、子どもが16歳になった時点のメンタルヘルス状況を比較した。
父親の関与が最も多い場合、最も少なかった場合よりも子がメンタルヘルス不調に陥るリスクが10%減った。

調査の担当者は「小さい時から子どもと関わり、思春期になっても悩みなどを相談しやすい親子関係を築いた可能性がある」と分析。
父親が育児休業を取得しやすくなるよう、職場や社会の環境を整備することが重要になると指摘した。





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