「デリケートゾーン」適切にケア・№1     2018年10月20日



(読売新聞 2018年9月13日の記事より引用)

「デリケートゾーン」「フェミニンゾーン」などとも呼ばれる女性器の外陰部について、適切なケア方法を啓発する動きが出てきた。
知識不足から自己流で対処して疾患などにつながるケースを防ぐのが狙いだ。
刺激の少ない洗浄剤などの関連商品も増えている。

さいたま市でサロンを経営するボディーセラピスト加藤智子さん(40)は、利用客に向けて性器周りの洗い方や潤いを保つためのマッサージ方法、年齢によると状態の変化などを伝えている。
「女性特有の悩みについて、世代を問わず相談を受けることが増えている。体への理解を深め、快適に健やかに過ごせる手伝いをしたい」と話す。


専門的な知識は、オーガニック関連商品の製造販売業、たかくら新産業(東京)が主催する「デリケートゾーンケア アンバサダー講座」で学んだ。
看護師や保健師など女性の健康に関する仕事をする人を対象に、産婦人科医の監修のもと、助産師が講師となり、日常の適切な習慣や、間違った手入れによるトラブルなどを解説する。

デリケートゾーン用ケア用品のブランド「ピュビケアオーガニック」も扱う同社は、講座を昨年6月に始め、受講者は累計で200人を超えた。
社長の高倉健さんは「デリケートゾーンの悩みは相談しにくく、助言できる人も少ない。情報を発信する人を増やし、多くの女性が知識を得るきっかけにしたい」と話す。

医薬品メーカーや産婦人科医がホームページで注意点を伝える例も増えるなど、啓発の動きは広がっている。
誤った自己流ケアを防ぐためだ。




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