病院での不妊治療
近年の不妊治療の発展はめざましく、妊娠への大きな可能性をもたらしてくれます。
現在では年間2万人近くの赤ちゃんが、体外受精で生まれています。
しかしながら、割合で言うと15~20%の成功率であり、また体外受精の場合は、自然妊娠に比べ流産率がかなり高いことに、どの病院も苦慮をしている状況です。
そしてまた妊娠に関して、治療できること、できないことがあります。
病院でできることは
①不妊の原因をみつけること
②排卵を誘発すること
③女性ホルモンを一時的に補充すること
④妊娠のタイミングをあわせること
⑤子宮ポリープや卵管癒着などを治療すること
⑥受精の手伝いをすること
一方で病院ではどうしてもできないことがあります。
それは、
①卵子の質を高めること
②着床しやすい子宮内環境をつくること
③女性ホルモンのバランスを整えること
などです。病院でできないことは、あなた自身がしていかなくてはいけません。
そしてそれこそ食事や生活習慣を見直し、漢方やサプリメントなどの力を利用していく
「妊娠しやすい体作り」なのです。
漢方薬にできること
畑に種を植え、芽が出て育っていく。妊娠は種と畑の関係に似ています。
しっかりと育ち、実を結ぶには、根がしっかりと張って、栄養分をちゃんと吸い上げられること。
栄養分がちゃんとある土であること。
隅々まで養分を送り届けられる枝であること。
畑が冬の状態では、寒くて芽が出ません。
腐っていては根腐れをおこし育ちません。
水浸しでもだめ。
痩せていてもだめ。
人の体も同じことなのです。
種は春の畑に植えるもの。芽が出てぐんぐん大きくなっていく。
そんな体を漢方薬で作りましょう。
3ヵ月~4ヵ月あれば体質改善が効き、若々しい良い状態にもっていけます。
そうすると、人工授精や体外受精もずっと成功しやすくなり、中にはナチュラルに出来る方もいます。