性生活

妊娠しやすいタイミングとは・・・セックスのタイミング

一般に「数うちゃ当たる」ぐらいに思われています。
あながち間違ってはいないんですが…。
数はうったけどなかなか当たらない・・・精子と卵子がともに健全で、若さと元気があれば自然に妊娠するのは当たり前のことです。
しかし精子に比べて卵子は寿命が短いんです。
当然その間に受精しなければ妊娠はしません。
つまりタイミングが一番大事という事です。
排卵日あたりで毎日数撃てば「あたる」のも当然ありますが、数が過ぎると精子の奇形率は上がり、運動率は落ちるのです。
その精子の絶対数を増やししっかりと泳げる元気な精子を増やしていくには、材料と漢方薬がとても有効です。
昔から「オギノ式」があるように(妊娠しない&妊娠する方法)、タイミングと種(精子と卵子)の元気が命なのです。
病院ではタイミング方から、注射や投薬と共にこの日を指導されるのからスタートするのが一般的です。



タイミングが命

■妊娠しやすいタイミングとは

妊娠においての前段階として「受精」が必要です。
自然に妊娠するという事は、「排卵された卵子」と「射精された精子」が出会い・分裂が始まる、そしてその卵が「着床」して初めて妊娠となります。
「排卵された卵子」と精子が出会うための「タイミング指導」から始めるのが「タイミング法」です。

一般的に妊娠可能期間は6日間といわれていますが、排卵日前2日が最も妊娠しやすいのです。
卵巣から排卵された「卵子」は卵管内に送り込まれ、卵管膨大部で精子と出合います。
卵子が「受精」できるのはわずか24時間とされています。
そのため「今日排卵日だから、夜は早く帰ってきてね」とご主人にお願いしても、夜では遅い事もあるのです。
排卵から24時間以内がリミットですから、「排卵日」当日では間に合わないことがあるのです。

これらの事から計算すると、排卵の数日前から「一日おき」にセックスするのが一番確率が高いことになります。
妊娠の可能性があるのは一周期に5~6日といわれています。
実際には排卵した時には、すでに精子が卵管の中で待っている、という場合が多いようです。

現在では、排卵日より前にセックスした方が妊娠の可能性が高い事が分かっています。
「排卵日が最も妊娠しやすい」というのは実は誤解であって、上に書いたように排卵日当日ではすでに妊娠の確率は落ちてしまうのです。
最も妊娠する可能性が高いのは「1・排卵日の2日前」次が「2・排卵日の前日」そして「3・排卵日の当日」となるのです。

次に精子の話ですが、膣内に射精された精子は一度に数千万から数億個と、ものすごくいっぱいです。
そこから卵管内に自分で泳いで入っていくイメージがあると思いますが、実際は女性側の卵管がスポイトの役目をして吸い上げているのです。
そこからさらに卵子にたどり着ける精子は、過酷なサバイバルレースのごとくどんどん減り、元気でいきのいい精子だけが卵子という女王に合えるのです。
卵子と受精できる精子はたった一個だけなのです。
精子が女性の体内で生きられる時間は5日間ぐらいといわれていますが、肉体を使う仕事が少なくなった現代ではもっと短いようです。
その為不妊症の治療をするとき、女性だけでなく男性側も一緒に手を入れると早い結果につながることが多いのが、アオキ薬局の経験です。


■頸管粘液の量と状態を見る

オリモノといわれる女性の分泌物ですが、月経周期によって変化します。
子宮頸管とは膣と子宮をつなぐ部分の事で、頸管粘液はそこから分泌されます。
この粘液はホルモンによって分泌量が変わるので、その量や状態によって排卵日を予測していきます。

生理の後しばらくは粘液は乾いた状態ですが、何日かすると少しずつ湿気が出てきて粘液が分泌されだします。
排卵日が近づくにつれ、精子を受け入れ・泳ぎやすくするため分泌量が増えてきます。
排卵前には粘液の質も変わります。
排卵が近づくにつれ、白く濁りが出て粘性が上がり、卵白のように弾力性のある頸管粘液が分泌されます。
これは親指と人差し指の二本の指ではさみ、ゆっくりと指を広げ、粘性があると10センチぐらい伸ばしても途切れなくなります。
そうなったら排卵日が近い目安です。
絶対ではありませんが、むかし伊丹の大先生に教わりました。


■検査薬を使ってみましょう

排卵日検査薬はアオキ薬局に売っています。
検査薬は分泌される黄体ホルモンの尿中濃度変化を測り、排卵日を予測するものです。

個人差はありますが、検査薬が陽性になった日の次の日当たりが排卵日になります。
陽性反応が出た日にセックスするのが妊娠しやすいのですが、翌日も続けてした方が妊娠の確率は高まるでしょう。
検査薬はあくまで排卵の目安です。