食養生について

食養生はとても大事

良く食べたらいいものを聞かれますが、バランスよく、日本食を食べるのが理想です。
特別な食材や高価な食べ物じゃなくて大丈夫なのです。
それでも心配で「何か食べたらいいものはありますか?」「食べていけないものはありますか?」と聞かれますが、普通なら何も問題ないです。

そうはいってもレトルト食品やコンビニ弁当の組み合わせでは、添加物が多く、大事なミネラルが不足しがちです。
最低限野菜サラダは作りましょう。
女性で食べてほしいものは、血液に材料になるレバー・プルーン・昆布・わかめ・ひじきなどはできるだけ毎日著るようにしましょう。
男性では精子の材料になる小魚(めざし・いわし)などを少しづつでも毎日食べるようにしましょう。



積極的に食べてほしいもの

●大豆食品
 大豆は畑の肉とも呼ばれる純良なたんぱく質ですが、大豆に含まれるイソフラ ボンは女性 ホルモン(エストロゲン)のような働きをするため、特に女性に おすすめの食品です。
 納豆・みそ汁・豆乳などお勧めです。特にみそ汁は吸収の良いアグリコン型で、
 イソフラボンが摂取できるので毎日飲みましょう。

●主食はできれば玄米や雑穀入りのご飯を
 日本人の腸には穀物です。
 特に玄米には、現代人に不足しがちなミネラルと食物繊維がとっても豊富に含 まれています。
 ビタミンB群や亜鉛なども含まれ、お通じのためにももってこいです。
 野菜不足になりがちな人こそ積極的に食べましょう。
 もち米の玄米はさらに腸に働きミネラルも多く、子宝のためだけでなくダイエットに
 も最適です。
 ちなみに歯周病が治らなかったら、玄米食や雑穀食をたべましょう。
 1~2ヵ月続けるとよくなる事でしょう。

●青魚・小魚は丸ごと食べる
 アジやイワシなど背の青い魚には、EPAやDHAなどの不飽和脂肪酸がたっ ぷり含まれ、血液をサラサラにしたり、頭の働きをよくしたり、妊娠中にとると頭のいい 子が出来るとか、アレルギーを改善する働きがあるといわれてます。
 また、干物やシシャモなどの小魚は、カルシウムとリジンがしっかり摂れます。

●腎精を養う「黒の食材」
 腎精の源となる黒い色の食べ物は、生殖をつかさどる「腎経」の働きを高め、精 力を付けます。
 例えば、山芋・しいたけ・くるみ・くり・こんぶ・わかめ・黒豆・あわび・うな ぎ・くろ ごま・きくらげ・烏骨鶏などがそれに当たります。
 これらをバランスよく食べることで、腎気を上げていきます。

 さらに漢方的に言えば種となるもの・土に植えて芽の出るものはなんでも腎の栄養に
 なります。
 くり・まめ・ひまわりの種・松の実・くこの実・棗などは結構効果が期待できます。
 (私は毎日、みそ汁にクコの実を片手いっぱいくらい入れて食べてます。そのおかげ
  で50才を過ぎてもまだ老眼は大丈夫です。)




控えめにしてほしいもの

●糖分(砂糖)の摂り過ぎは控えましょう

砂糖は酸性食品のうえ「陰性」が高いので、摂り過ぎると体を冷やすばかりでなく、ベタ ついて血液を汚します。
お菓子の食べすぎも良くありません。
缶コーヒーや炭酸ジュースもけっこう砂糖が入っています。これらはとても多くの砂糖を含むため、血糖値を上昇させインシュリンを過剰にあげることになりま    す。

出過ぎたインシュリンは卵巣に作用して、男性ホルモンを出し過ぎると多のう胞性卵 巣の原因になり、排卵障害の可能性も捨てきれません。
当然、肥満の原因にもなります。太り過ぎは、ホルモンの分泌も悪くなるので砂    糖・甘いものの摂り過ぎには注意しましょう。

 漢方的には、近年砂糖の摂取が増えたために、重い「痰毒体質」の方が増えています。
 それに伴って、子宮内膜症も増えています。
 お菓子やアイスクリーム・スイーツの摂り過ぎは、肌荒れだけでなく内膜・粘膜をも汚す のです

●冷たいもの・果物の摂り過ぎは控えましょう。

冷たいものの摂り過ぎは、体に「毒」です。
体を冷やす「陰性」の食べ物・果物は食べ過ぎに注意しましょう。
摂り過ぎは「水毒体質」を作り、鼻水・鼻炎・花粉症などの鼻の病気、むくみ・    めまい・冷え症などの胃腸の病気に、体質を悪い方へ傾けてしまいます。

また、体を冷やす食べ物で代謝が落ちてしまうと、子宮の病気も治りにくくなってきます。女性だけではありません。男性が冷たいものの摂り過ぎで、「水毒体質」を作ってしま うと、精子の運動機能にも悪い影響があります。

 水毒体質で子宮が水浸しになると種上はできなくなります。
 汗が流れるくらいの運動・畑仕事をしていたちょっと昔は、不妊というのはあまりなかっ たのです。